長くなったからこその2分割なのですが、順位が上がるほど、文字数の比率がガンガン上がっていってます。

語ると面倒なヲタクの習性というやつなのかなんなのか。

10位から6位までのも含めて、読んでいただきありがとうございます。

 

てなわけで、2016年個人的映画ベスト10、5位から1位まで、前回同様予告編貼ってそれぞれ簡単(?)な感想付け加えていきます。

 

5位 「シン・ゴジラ」


 未だ頭の中で、ことあるごとに「宇宙大戦争」のあれが流れて、気分を高揚させるくらいに大好きです。
正直、最初は「今更、ゴジラをやるってどうなんだよ。しかも、庵野監督って……ねぇ」と、映画館でたびたび見る前CMからもそこまで期待値がない作品でした。一部の円谷特撮ファン除いて、周りもそんな感じだったと思います。ただ周りから聞こえてくる評判の高さに少し期待値をあげて見に行ったわけですが、もーやられました。めちゃくちゃ面白いなって。
 シン・ゴジラ自体、周りで色んな人たちが語っているから、そこまで偉そうなことは言えないけど、やっぱ徹底したリアルはすごい。CGっぽさ、着ぐるみっぽさがないゴジラはスクリーンの中から、実際そこにいる感が半端なかった。未だ、少しは実写で撮ったんだろうなぁって思っていたタバ作戦周りがフルCGと聞いた時は、信じられなかった。そして、これCGだけじゃなくて、セットもそうなんですよね。あの政府官邸会議室もセットと聞いて、凄く驚きました。他のシーンも実際に使われている場所だろうと思ったら、実は似たようなところを使っているだけということで、見える画面が実は8割以上「虚構」なことに驚くくらい、リアルさにありふれた作品だった。
 そしてそのリアルさってのは画面だけのことじゃなくて、会議シーンややりとり、政府の決定の仕方や各国の反応も、すごくそれっぽいリアルに溢れている。で、リアルってつまり身近なことでもあるから、その身近が創作の世界に追いやられている様子がひたすら面白いんですよ。しかも、それがひたすら悲劇。もうやめてくれってなるくらい、フルボッコされる。誰もが言いますが、あの熱光線を吐くシーンは、絶望感が半端ないですよね。
 で、ここまでくると特撮ではなく、ドラマじゃんってなるんだけど、最後のヤシオリ作戦は、今までのリアルでサゲな展開から、一転して非現実的でかつアゲな展開に振り切られる。あの新幹線のCGっぷり。「さっきまであんなにリアルだったのに、あからさまにCGじゃん!」っぷりは思わず笑ってしまった。ただそれが思いっきりのいい振り方であり、長い尺の中で、最後の数分という絶妙な時間配分もあり、ひたすらアガる描写だったのが、最後の超盛り上がりどころだったんだろうなぁって思う。
 あと大好きなのは、全体的に散りばめられたバクマン!風に言うところの「シリアスな笑い」。これがもうたまらない。「中略」とか「え、動くの?」とか「寝相がいいですね」とかの台詞もそうだし、あの防災服に着替えようってなったとき、防災服がクリーニングの袋に入ったままなところが、「こんな有事ってまずないもんね」と思わせてくるあたり、ほんと大好き。あんなギャグセンス欲しい。
 その一方で、これは最初に見た通常版では感じなかったんだけど、立川シネマシティの爆音上映とリバイバルIMAX版で感じたことで、ヤシオリ作戦で長谷川博己さんの演説に、めちゃくちゃ感動して泣いてしまった。「命の保証はできません! だが、成し遂げてほしい」ここでぼろぼろ泣いた。覚悟の演説っていうのが音の迫力も相まって、ひたすら魂に響く感じ。たまらなかったです、すごくいい演技でした。あと個人的に平泉成さんのキャラが好き。あの人っぽいキャラできて、最後のシーンですごくしびれた。ていうか、出てくる役者さん、皆、その役者さんだからこその演技ばっかりで、ここも最高でしたね。
 シン・ゴジラは多数の面から、ひたすら語れる作品です。まだまだ感想をあげたい。そう思わせてくれたし、それは自分だけじゃなく、他の人たちもそうだし、間違いなく2016年を代表する邦画……いや映画の一本です。

 

 

4位 「ズートピア」


 シン・ゴジラ同様「別に自分が詳しく語らなくても、周りが詳しく語ってくれるだろう作品」ですね。
最初にPVを見たときに思ったんですが主人公、ジュディが田舎町から電車に乗って都会であり、物語の中心的ステージとなるズートピアに出てくるシーン。歌に乗せたたった3分にも満たないPVだったんですけどね。
 もうその画面から、面白さがバシバシ伝わってくるんですよ。
 動物の特徴はもちろんですが、それこそ今まで動物ものとなれば、自ずと統一化されていた大きさを、各動物たちに分けたことで、もうそこから無限の世界が広がっているんですよね。で、その無限の世界が、ズートピアっていう作品から溢れまくってるんです。実際、描写されていない世界でも、こんな感じなんだろうなぁって考えれてすごく楽しい。
 で、これがPVだけの情報。PVだけで、すごい期待値高い作品だった。で、ケモな友達から「ディズニーの動物ものは外れなしだから」と聞いていて、まぁこのPVだけで十分面白いんだし、少しくらい破綻してても、十分楽しめるよ、だなんて思って見に行ったら、その考えは間違いでした。
 破綻していない……どころじゃない。伏線の張り方、道理の仕組み、話の筋など、すべてにおいて完璧すぎる。こんなに脚本で隙がない作品ってありますか。って叫びたくなる。最後の一歩手前ですごく子供っぽい教育的な綺麗事があるけど、次の展開でそこすら逆手にとってギャグに昇華させてる。皆、ドッと笑って、はい、おしまい。気持ちよく終了って、ひたすらすごい、完璧。
 しかも、話でやっていることが、皆が言う「差別問題」ももちろんだけど、バディもの要素あり、クライムサスペンス要素あり、過去作パロディ要素あり、動物ギャグ要素あり、そして何より「現実と理想のギャップ」っていうのが、主人公ジュディに対してもそうだし、相棒のニックに対してもそうだし、ズートピアという都市にもそうだし、つまりそれが解決されない差別問題も関わってくるし、あーもうそれが完璧すぎるほど、しっかり組み立ててる。これ脚本を作り上げた人たち、天才すぎるよ、もう!っていう感じでした。
 PVから溢れ出ていた画面の面白さは本編でも十分楽しめたし、シナリオも完璧すぎた一本。「ディズニーの動物ものは外れなし」と言った友人の言うとおりだった傑作でした。

 

 

3位 「劇場版アイカツスターズ」


 「で、出たー、思い入れ補正が半端ないからこその、この順位ー!」
 ていうと色々と元も子もない気もしますが、大多数が「シン・ゴジラ」や「ズートピア」を取り上げているんだし、アイカツや女児アニメ好きでなければ見られていない作品だし、それだと勿体ないよと思うほどの傑作だったので、この順位であります。一本ブログで感想書いちゃうくらい好きですし、自分としては「シン・ゴジラ」や「ズートピア」に匹敵する傑作だと思ってます。本気でね。
 で、前の感想書いたところ、Twitterで色んなこと言われてるの見たのですが、「特別なグリッターは伝説のドレスメイクに使ったんでしょ。それくらい分かるよ」という意見があったので、そこにひとつ言いたい。というのもね、テレビのアイカツスターズを見てれば、それくらいは分かりますよ。自分だってそうなんだろうなぁって思った。でも、この「劇場版アイカツスターズ」ってそういったテレビ見てない人たちでも十分内容を理解できる作品だったと思うんです。それこそ、主人公たちはアイドルで、S4という存在に憧れていてみたいなとことか、そんな基本的なところは、例え本編見てなくても行間読めばわかる話ですよ。それこそ劇場版を楽しむ分には十分なほどの情報を。ただその行間読んでも分からない要素が「グリッター」。何回か繰り返し見たからこそ、断言できるけど、「グリッター」に対する説明一切ないからね。説明できるチャンスあったのに。具体的にはあここはのドレスメイクが必勝の鍵と言っているシーンとか、ゆめロラが「伝説のドレスで作った〜」と言っているところ。あそこで、一言でもグリッターに対する説明して欲しかったなー、惜しいなー、あと一歩がここなんだよなー、っていう気持ちなんです。
 それで、それ以外は基本べた褒めですよ。詳しくは、前の前の見た後のblogを読んでもらいたいですが、やー、ゆめロラ最高ですね。S4のライブかっこよすぎですね。コメンタリーでもあった「アウトロが終わるとイントロが流れていく」を演出したかったって、いやまさにその通りで、素晴らしい。「シン・ゴジラ」と一緒なんだけど、サゲを徹底的に突き詰めてからの、一気にアゲを貫く作りって、すごく気持ちいいし、胸が高鳴る。
 前作「アイカツ」が2年半以上やってから、満を持しての劇場版で、これももちろん素晴らしかったのですが、僅か半年程度しかやっていないアイカツスターズの劇場版ってどうなんだろう、と期待度はそこまで高くない状態で見に行って、ぶちアガった感じです。正直、ここからアイカツスターズという作品に熱中できるようになったのでは、って考えたりもします。あ、それよか前からツバサ先輩と有莉先輩は大好きでしたけど。
 改めて言いますが「シン・ゴジラ」「ズートピア」に匹敵する傑作です。アイカツ知らないし、や、女児アニメだし、で見に行かないのは勿体ない。とにかく、濃厚なオススメの一本です。

 

 

2位 「この世界の片隅に」


 「シン・ゴジラ」「ズートピア」に続いて「これはわざわざ自分が言わんでもいいでしょう」作品です。ついでに、その気持ちが、この順位です。だって、1位当たり前だもん。1位ですよ、この作品だって。泣く泣く数字つけるから、こうなっただけです。ただ単純に、大多数の皆が語っている作品だから、という理由が、上下をつける際に下側の要素になるだけなんです。
 大傑作ですよ。
 日本人の近代歴史にとって、最大の出来事である「第二次世界大戦」。そして、その大きな傷跡、それこそ気合いとガッツと根性半端なく、不屈で面倒な日本人の心を大きくへし折った「原爆投下」。それを題材にした作品は、これまで多くあり、やはりその代表作が「火垂るの墓」なわけだから、それが終戦近くなると毎年のようにテレビでやっているのだけど、それがとうとう交代できる作品が出てきたなと。
 もう今から言う感想すべてが「誰もがいっているけど」とつけたくなります。ただそれだけ、この作品が大傑作なんでしょう。
 昭和の日本という時代、そこに戦争という大きな悲劇があった。歴史というのは、どうしても体験していない以上、どこか関係ない、それこそ極端な話と創作、フィクションな出来事だな、と一線引いた位置で見てしまうけど、この作品は地続きな時代というものをひたすら考えさせられる。で、未来に生きる自分たちは「あの時代は大変だった」とか「戦争はよくない」とか「原爆は大きな悲劇だ」としているけど、その時代に生きている人たちは、目の前の生活で精一杯だし、そこを「私たちはかわいそう!」ってなってない。それでも生きていかなきゃいけない、生きていくなら幸せに生きていきたい、楽しく生きていきたい、という気持ちが溢れている。そして、これって今を生きる自分たちも同じように思うからこそ、よりこの時代の地続きなんだなって感じます。
ね、こちらから見たら、あのシチュー?の残飯、あれガムかなんかのゴミ入ってた気がするし、それ見て「うわ、なんてものを渡すんだろう」と思ったけど、それを啜ったすずさんとお姉さんが「おいし〜」って。そうだよ、あの時代だもん、美味いんだろうなぁって思う。
 とある映画評ラジオで「大きな悲劇に物語が屈していない」っていうのはまさにだし、それが今までの戦争ものとは一線を画している部分だと思います。
 それだからこそ、主人公すずさんの身に起きた悲劇が重い。ずしんと来る。それは一方的な暴力を前に大切なものを奪われてしまうこともそうだし、信じてきたものがガラガラと崩れ去ったこともそうだし。その理不尽さの中で生きていくすずさんの感情が、心に染み渡る映画だなぁと。だから、自分は最初見て、最初の感想が「心に染みる映画だ」と思いました。
 他にも、あの時代は人前で泣くことは戦争を否定している、つまり国の思想に反した敵だから、人前で泣けないことや、人がいくら生活を辛くしていても虫たちは変わらない生活をしているとか、警報の履歴やランプを覆う布が半分かかってたのが全部かかるようになっているところで、戦争がどんどん激しくなっていることを裏付けてたりとか、先程もひとつ挙げたけど食事による演出でその状況を語ったりとか、いちいち言葉で説明してないんだけど、ちゃんと理解できる絶妙な演出、行間読みが、画面ごとに情報量多くて、本当に見ていてあっという間。徹底された時代考証がまさに詰まり詰まっているだけでも、本当にすごい。
 笑えるし、泣けるし、考えさせられるし、それが過去にあった歴史というお話ではなく、出来事として捕らえられる、素晴らしい作品です。誰もがそう言うし、自分が言うまでもないですが、言わせてもらいます。映画史に残る大傑作です!

 

 

1位 「マネー・ショート 華麗なる大逆転」


 「映画史に残る大傑作を2位にしたんだから、当然、1位のこの作品もそうなのだろう?」と言われると、ちょっと「あー、うん、そういうわけじゃないよ」と口ごもる。正直、すべての映画の予告編を張り付けてるけど、この映画だけは、予告編はいらない……いや、ネタバレとかじゃなくて、この予告編から受ける印象が、見終わった後「詐欺じゃねーか!」ってつっこみたくなるものだから。
 ただこの映画を一位にした理由は、見た後、自分は頭を抱えて色々と考えさせられたんです。
 2008年に起こったリーマン・ブラザーズの破綻とそこから始まった世界金融危機。それらを3年前から予見していたモノたちの物語……なんだけど、これがひたすら「経済という世界は分からない言葉、分からない仕組みで回っているんだなぁ」と思った。
 映画の冒頭で「分かっていないというのが危険ではない。分かっていないのに分かっていると思うことが危険なのだ」という言われるとおり、まさにこの映画はそれを教えてくれる。しかも、この分かっていないのに分かっていると思う人間がこの映画にたくさん出てくる。っていうか、まさにそれがこの世界のことなのだ、って痛烈に突きつけられているんです。というより、この世界に本当にすべてを分かっている人間なんているわけないんだなぁと思いました。皆、一緒なんです。
 じゃあ、賢い人間とそうでない人間の差はどこで出てくるのか。それは、結局、いざという時に、ツケを払わない、それを転嫁し、自分の被害を最小限にできる人が賢い人となる。そして、賢くない人間はそのツケを払わされ、果ては破綻してしまうという悲劇につながってしまう。それを痛烈に見せつけられたからこそ、この映画を見た後、賢く生きたいと強く思えるようになった。
 それが映画を見た後に、色々と考えるようになったことだったんだけど、映画自体は、というと……これがすごい難しい。初見時、字幕をおいながら見てたけど、何度も頭が追いついてこなかった。ただひたすら世界金融危機というものが、それまで潜在的に人々の中で「大丈夫」とされていたものが破綻したことなんだ、皆が信じていたものが壊れることはとても恐ろしいことになるんだ、と訴えられてるのは理解できた。ここらへん、2016年アカデミー賞脚本賞にあった「スポット・ライト 世紀のスクープ」でも似たようなことが起きてましたね。そりゃ、今までの常識では「大丈夫」「普通」「安全」とされていたものに、異を唱える人がいたら異端なのは間違いない。受け入れ難いのは当然だよ。でも、それを一方的に否定するのではなく、自分の視点でもちゃんと考えてみるべきなんだなぁと思った。そのためにも賢くならなきゃいけないんだなぁとも。
 で、あの予告からくる感じられる大逆転要素は一切ないんですよ。皆、地味に勝つ。しかも、苦悩しながら。だから、「世界金融危機を予見して、金持ちどもに一泡吹かせてやって、ざまーみろ!」映画ではないです。そんな爽快感はないです。でもこの「世界金融危機」という問題を真摯に描きあげるのなら、この作りが正しいと思った。というもの、先程も書いたけど、世界金融危機のツケを支払ったのは、銀行マンでも政治家でもない。一般庶民たちが、職を失い、家を失い、果てには……とツケを払わされた。
 だから、劇中でブラット・ピット役が、「これで俺たちの勝利だ!」と浮かれる若者二人にこう怒鳴る。「はしゃぐな!」と。そして、「俺たちの勝利は、アメリカ、果ては世界の崩壊なのだ」と。このシーンがとても強烈的で、世界金融危機を主題に扱う意味だと思った。だから、決して「大逆転に浮かれる話」ではないです。
 この映画は難しいです。初見だと分かりにくいんじゃなくて、分からないこと多いです。で、原作小説手に入れて読んだんですけど、余計難しく、正直、ちゃんと理解できなく、何度も読むのをくじけました。ただ、その後、字幕ではなく日本語吹き替えを見たんですけど、びっくりしました。すごく分かりやすいんです。そして更に面白かったんです。理解すれば理解すれば、「おおお、なるほど!」と。だから、これから見る人は日本語吹きかえを見ましょう。この映画を楽しみ、話を理解したいのなら、なおさらです。
 そんなわけで、2016年個人的ベスト1位「マネー・ショート 華麗なる大逆転」。邦題と予告の詐欺っぷり、話の難題っぷりとありますが、この作品は皆に見てもらいたいからこその、個人的ベスト1です。そして、見るのなら日本語吹き替えにしましょう。そもそも役者の演技を楽しむことが物語の理解よりも重きをおかないのなら、吹き替えが一番いいんですよ。てなわけで、皆に見てもらいたい必見でオススメの一本です!

 

 

と、ベスト10位の感想でした。ここまで読んでいただいて、ありがとうございます、ほんと。

できれば、皆、全部見て欲しいなぁと思う作品ばかり。紹介の都合上つけたけど、順位なんてつけるもんじゃないなぁとつくづく思う。2016年は傑作ぞろいな一年でした。
2017年はどうなるんでしょうね。今のところみた作品がまだ去年末公開作品ばっかなので、なんとも言えないところではありますが……楽しみな作品が多いです。


では、次回は2017年1月……と時期によってはもしかしたら、2月に見た映画の感想まとめていきたいと思います。

前回の記事に引き続いて、2016年の映画の話です……時間空いちゃいましたorz
とりあえず、ソート使って導き出した
2016年の映画ベスト10はこんな感じでしたって話なんですが、

ただこうもいい映画がそろいまくると、やっぱ順位なんて不毛なのかなぁと思います。


前回記事に書いた20位からの映画もすべておすすめだったし、それよか下の順位にある映画もほとんどオススメなんです。
正直、40位くらいまでオススメできると思ってます。

ともあれ、そんなの書いてたらキリがない!


だからこそ導き出したベスト10を感想含めて、簡単に語ります!

 

10位「ミュータント・ニンジャ・タートルズ シャドウズ」

 

 ソートした結果で「あれ? これってこんな順位高いのか」と思った映画です。とはいえ、ソートで出てきた映画たちと比べて考えると、やっぱこの映画は面白かった。今年みたヒーローものでは一番、ストレスフリーにわかりやすく楽しめたヒーローものでした。フルCGの戦闘も迫力ありよかったですし、スピード感は半端なくよかった。所々、強調するためのスロー演出も、さすがはマイケル・ベイ制作だよなぁとか思いました。そして今回は、夜間のハイウェイでの戦闘、空中での戦闘、室内での戦闘、流れる川での戦闘、そして巨大宇宙的建造物内での戦闘と、様々なフィールドで、それぞれを生かしたアクションが、見ていてとても楽しかったです。
そして、何よりポイント高いのは個人的に大好きなヒーローもの展開。「異形だからこそ恐れられるものの、その活躍が純粋に正義だからこそ、周りから認められる」展開。激アツですね。しかもそれが周りの協力にも繋がるラストバトルへの流れはよかった。軽く泣いた記憶もあります。
正直、一部敵の扱い(あんだけタートルズ苦しめたのに、人間に負けちゃうの?)とか、たかが一般人のタックルで気絶する戦闘服をきた敵の雑魚とか、前作ボスの噛ませっぷりとか、ドナテロメカの万能っぷりなど、まぁ苦言を呈したくなるような箇所もありますが、とりあえず話を円滑に進めるための要素と割り切れるとは思います! 多分!
てなわけで、ストレスフリーで楽しめるヒーローアクションものとしては、間違いなく2016年でベストな作品だと思います。

 

 

9位 「ヒメアノ〜ル」

予告編のyoutubeが埋め込みできなかったので、リンク張っておきます。予告編はこちら

 

上半期の順位では、これは7位でしたね。今回12位の「ちはやふる 〜上の句〜」より順位は低かったのですが、色々と思い返すと、逆転して今回この位置になったと。とりあえず、そこで軽く語っているので、今回は控えめにいきますが、やっぱこの映画は色々とヤバかったです。
やっぱ森田くん役の森田剛の演技がヤバいんですよね。あの「こいつやべぇ」って分かるサイコっぷり。それでいて過去のあのやるせなさ。狂った彼を許してはいけないのだけど、狂ったきっかけがきっかけなだけに、あぁとならざるえない。見た人ならわかる「お母さん、麦茶もってきて」は、もうやるせなくて「ああ……」と声が出てしまう、そんな名台詞だと思います。
それを含めてよかったですし、前回も言ってますが、本当のオープニングがはじまる前までの、ムロツヨシとか最高に笑えますし、濱田岳さんの演技もよく、そして本当のオープニングから牙を向くあの作品の作りは感銘いたします。
邦画豊作な2016年を代表する一本なのは間違いないのに、思った以上に周りが見ていない! 見てくれ頼む!という気持ちもこめて必見です!

 

 

8位 「ローグ・ワン」


世界最速上映というビックウェーブに乗っかってみてきました。何を思ったのが、次の日の仕事に支障がでないように、わざわざ映画館近くにホテルをとって、世界最速上映を見るという。正直、エピソード4に繋がると分かっているし、デススターの設計図を手に入れられると分かっているので、そこまで期待はしてない、スターウォーズ見る上で押さえておきたいな、程度ではありました。
が、見終わって「世界最速上映見てよかったー!」と心から叫んでましたよ。
個人的には、今までみたどのスターウォーズよりも好きです。ライトセーバーでブンブンやりあっているのがスターウォーズ、みたいな勘違いをする人が多いこの世の中で「いやいや、それはスカイウォーカー家のいざこざだからね」と言わんばかりに、そこらへんは触れず、本当にあのスターウォーズの中でった話をしている。それでいて、スターウォーズの醍醐味である、宇宙戦争ですよ、これをしっかりしているのがたまらない。
そして何より、今回は味方が皆、頼もしい。見てて嬉しくなるチームでしたね。ドロイドのユニークさもたまらんかった、K2大好き! ドニー・イェンも最高でしたね、強いし、動きかっこいいし、あの武器がボウガンになるギミックとか大好き! あとキャラの描写は絶妙だったと思います。主人公に絞って、他は必要最低限な描写だったので、「彼は結局なんだったんだ?」って思うようなキャラはいなかったと思います。それがわかりやすさだし、ストレスフリーだと思うんですけどねぇ。
あと今思い出すと、希望がひとつのキーワードになっているくせに、絶望描写が半端ないのも、今思うとフフってなるえげつなさがありましたね。デススターとかベイダー卿とか。出てきた瞬間にわかる「あ、これもうダメだ……」「死んだわ、これ」感。ただその中で希望を繋げていくシーンは、このお話の真骨頂だとも思いました。
個人的には今からスターウォーズを見るっていう人に見てもらいたい。入りやすさはダントツじゃないですか。もちろん過去昨のCG等がしょぼくなっちゃうのは仕方ないけど、色々と興味もったところで、見てほしいし、知っている人に聞いたりとかしてもらいたい。そんな作品でした。

 

 

7位 「ペレ 伝説の誕生」

上半期では5位でしたね。てか、9位の「ヒメアノ〜ル」もそうだけど、見ている人が少ないんだよ、この映画も。6位の「マジカル・ガール」もそうなんですけど! って、それを言ったら1位もそうだね、3位もそうか。てなわけで、ここらへんは今後、言わないようにします……。
てなわけで、7位のこの映画ですが、見ててアガる作品でした。なぜブラジルはサッカーが強いと言われているのか、というのはこの映画を見ると「あぁ、なるほどな」と思います。それはたた単純に「ペレ」という20世紀最高のプレイヤーがいたから、というわけではない、ブラジルという国の中に根付いている精神が、強さなのだと、それを強く訴えてくる映画でした。
話の構成自体は結構単純で、とある流れが4回繰り返すことになるんですが、繰り返されるごとに、置かれている状況だったり、その時のきっかけだったりがスケールアップ、もしくはエスカレーションしていくことで、どんどんアガっていくんですよ。だから、退屈にならなく、純粋にブチアガれるというのが、この映画の魅力だと思います。
あと何よりペレのお父さんがよかったですね。あのお父さんがいなかったら、ペレは生まれなかったわけだし、それこそブラジルという国の熱意は消えてしまっていたかもしれない。だからこそ、勝利に沸く皆をひとり見渡すあのラストシーンは感動的でした。
ブラジルのサッカーがなぜあんなにも評価され、人を魅了するのか。知っている人はもちろん、知らない人はこの映画を見れば、分かります! そんなアガる映画でした。

 

 

6位 「マジカル・ガール」


上半期では4位でした。
この映画を知ったきっかけは、なんかのニュースサイトで「スペインの映画で、長山洋子さんのデビュー曲、春はSA・RA・SA・RAが使われた。それだけではなく、本編中も日本の魔法少女に憧れた白血病の少女が出てくる」という情報を見つけて、なんか面白そうだなとチェックして見ることができました。で、公開規模の少なさに驚いたところではありましたが、なんとか見に行って大正解でしたよ、この映画は!
とにかく、見せる描写と見せない描写が秀逸で、行間を読むことに頭の中がフル回転します。そして、決して見せないその描写を頭の中で補完していくんですが、それがひたすら「うわあああ、こえええ」もしくは「うわあああ、やべえええ」となるのが、こ
の映画の面白さなのだと思います。もう全部、気が抜けない。
自分の大好きなシーンというか、一番やべぇ!って叫びそうになったシーンとして、パズルを組み立てる描写があるんですが、それ完成しないんですよ。1ピース足りなくて。最初は「完成できたはずのものが、ひとつ間違えただけに完成しないって、まるでこの映画を暗示しているようだなー」とか思ってたのですが、見終わった後、帰りの電車の中で、そのパズルの1ピースが、実は映画の中で登場していたことを思いだし、そしてその登場していたところから導き出されるその答えに、思わず電車の中で「うわあああ、やべえええ」って叫びそうになりました。ひとりだったら必ず叫んでた。それくらい衝撃的だったので、最初から最後まで目が離せないです。
また最初は少女の純粋で無垢な願いのはずなのに、どうしてこうも大人たちのせいでより残酷に悲しくなってしまうのか、というストーリーもやるせなくて、たまらない。監督さんは日本の魔法少女もの、とりわけまどマギに影響を受けたのですが、あのまどマギの救いがある部分を取っ払ってくれてますね。だからこそ、ひたすら「あんまりだよぉ」ってなります。
ストーリーの残酷性だけではなく、見せる見せないが巧みに使われた演出。とにかく、最初から最後まで目が離せない一本です。

 

 

てなわけで、6位まででした。ぜんぜん簡単じゃなかった。

あぁ、もう一度見たい作品ばかりだ。

色々と書いていたら、めちゃくちゃ長くなったので、二分割します。

1位までも書ききってるので、次もすぐ更新予定です!

あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします!

 

結構既に経っちゃってますが……まぁ、いつもこんなこと書くことすらないから、珍しいってことで。

てか、告知にも使ってなかったのは、どうかなんだろう……や、今年は活用してきたい。

 

とりあえず、前回の更新から映画の話が結構、宙ぶらりんになってしまいました。
別にここそんな見ている人いるわけじゃないよね、とか思いつつ、スターズ映画の話をした時はアクセス数延びてたし、うーん、やっぱ定期的にこういうのは書いていくべきなんかじゃないか、なんて思ったり、思わなかったり。

 

ただ昨年末の冬コミで出会った数人から「折角、映画の話するなら、Twitter上だと流れてみれなくなるし、blogとかでまとめてほしい」っていう嬉しいこと言われたので、2017年はそれをしていけたらな、って考えてます。
といいつつ、すでに半月以上経ってますが……できるのかなぁ。

とりあえず、一月ごとにその月にみた映画の話をしていきたいです。

 

、それをやるにあたり、その前に2016年の映画はどうだったのよ!というまとまった話を先にしていきたいです。
となると、これがまた長くなるんですが、面白い映画がたくさんあった年でした。

そんでもって、前回上半期ベスト5の話をできてないんですよ。
1位から「マネー・ショート 華麗なる大逆転」「ズートピア」「シン・ゴジラ」「マジカル・ガール」「ペレ 伝説の誕生」と。
ただ、とりあえず、ソートツール使って2016年、映画館で見た映画だけで改めてベスト10を作ってみました。

 

その時の気分もあるんですけど、まぁ、こうなったよ、と。
そしたら、5作品共ベスト10には残ってたので、ここで語ってしまおうと思います。

ついでに、映画館以外だとレンタルだったりNetflixだったり、他にも見てはいるんですけど、そこらへん見た記録を残してない+辿るのがいろいろと面倒と思い、割愛します。


というわけで、あくまで2016年映画館で見た映画の中からのベスト10です。
公開日が2015年のもありますが、今年自分が見た映画の中からのベスト10。


映画館で観た一覧はこんな感じ。

ブリッジ・オブ・スパイ/スター・ウォーズ EP,7 フォースの覚醒/007 スペクター/ハイ・スピード/ガラスの花と壊れた世界/ガールズ&パンツァー劇場版/ザ・ウォーク/人生の約束/さらば あぶない刑事/キャロル/ザ・ブリザード/KING OF PRIZM by PrettyRhythm/マネー・ショート 華麗なる大逆転/マジカル・ガール/ちはやふる 〜上の句〜/スポットライト 世紀のスクープ/リリーのすべて/ルーム/ズートピア/ボーダーライ/シビル・ウォー/ちはやふる 〜下の句〜/世界から猫が消えたなら/ディストラクション・ベイビーズ/遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS/アイアムアヒーロー/デッドプール/ヒメアノ〜ル/帰ってきたヒトラー/マネーモンスター/日本で一番悪い奴ら/機動戦士ガンダム サンダーボルト/ペレ 伝説の誕生/ブルックリン/TO YOUNG TO DIE/トランボ ハリウッドに最も嫌われた男/ルドルフとイッパイアッテナ/シン・ゴジラ/ヤング・アダルト・ニューヨーク/劇場版アイカツスターズ/KINGSGLAIVE FINAL FANTASY 将/君の名は。/キング・オブ・エジプト/ミュータント・ニンジャ・タートルズ シャドウズ/聲の形/怒り/ハドソン川の奇跡/RWBY Vol.2/永い言い訳/何者/機動戦士ガンダム THE ORIGIN 運命の前夜/この世界の片隅に/劇場版 艦これ/メン・イン・キャット/ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅/RWBY Vol.3/ローグ・ワン

 

自分にしては、たくさん見ました。
ただその一方で見たいなぁとか思ってたのに、取りこぼしたものも多かったです。

オデッセイとか葛城事件とかシング・ストリートとかゴースト・バスターズとか。
いずれ拾いたいところ。

 

ついでに、上半期10位だったデットプールは20位でした。ただ上半期ベスト10に入っていなかった映画が数本入ってました。

尚、20位から11位はこんなとこ。


20位 デッドプール
19位 KINGSGLAIVE FAINAL FANTSY 将
18位 ルーム
17位 アイアムアヒーロー
16位 ガールズ&パンツァー 劇場版
15位 キャロル
14位 永い言い訳
13位 何者
12位 ちはやふる 〜上の句〜
11位 怒り

 

こんな感じでしたね。っていうか、デットプールとキャロルとルーム以外、全部国産映画です。邦画当たり年な2016年らしいというかなんというか。

というわけで、ここまで十分長くなりすぎたので、一度ここで終わります。

 

次の記事は2016年個人的ベスト10について語ります。